糖質オフが簡単にできる「スープ」という食習慣

現代社会では「糖質」が悪者扱いされていて、誰もかれもが糖質オフを推奨していますが、決して糖質の全てが悪いわけではないのです。好ましくないのは、糖質の「取り過ぎ」です。私の周りでも、糖質オフの流行りから、無理な食事制限をして体を壊して入院までしてしまった人もいます。がん権威のドクターにインタビューをしたとき、「確かに糖質はがんの餌となり、病気の原因になりうるが、予防では極端な制限はかえって危険」とのこと。では、どのように糖質オフするといいのでしょうか?健康を維持できる上手な糖質との付き合い方を勉強していきましょう。

糖質って甘いものだけでしょう?NO!

糖質オフが簡単にできる「スープ」という食習慣

以前にも糖質オフについてご紹介しましたが、「糖質」と聞くとケーキや饅頭などの「甘いもの」を想像しますよね?もちろん砂糖が入っているものは糖質が高いのですが、糖とは甘いものだけではありません。米や小麦粉などの「甘い」と感じないものにも糖は含まれています。ごはん、うどん、そば、パスタ、パンなどの炭水化物系です。でも、ここで勘違いして欲しくないこと、それは「炭水化物=糖質だから一切食べない」というダイエット。確かに炭水化物には糖質が含まれていますが、食物繊維だって含まれています。炭水化物から食物繊維を除いたものが糖質なのです。

肉は糖質がないからいくらでも食べて大丈夫?NO!

糖質オフが簡単にできる「スープ」という食習慣

毎日、山盛りの炒飯やラーメンを食べていると食物繊維よりはるかに糖質の取り過ぎになりますが、和食のように副菜、主菜、汁物、ごはん、程度なら問題ないと多くのドクターは主張しています。ただ、実際に糖質を制限しないといけない糖尿病などの疾患をお持ちの方は、しっかりした糖質制限が必要になります。その場合はドクターに相談することが一番です。

さて、数年前から「肉はいくら食べても太らない」というようなフレーズで糖質オフがもてはやされてきました。でも、これは普段からたくさん食べる人の都合の良い言い訳にも思えませんか?炭水化物を極端に抜いた場合、その空腹感を満たすためには消化の遅いものを食べる必要があります。そこでお肉は糖質が極端に少ないし、消化も遅いし食べ応えもある、ダイエットになるならと毎日大量の肉ばかりを食べていた人もいます。それでは栄養のバランスが崩れてしまいます。私の友人にもいましたが、やはり体を壊して入院しました。

日本には「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という素晴らしいことわざがあります。これは「度が過ぎることは、足りないことと同じくらい良くない」という意味。私たちの体は思っている以上にデリケートにできています。「そもそも日本人の内臓、歯の形が肉食ではない」とあるドクターも仰っていました。大量の肉を分解できる力を持っている人が少ないのも事実のようです。糖質が少ないからといって、肉の食べ過ぎには注意しましょう。

簡単でラクチンなスープという食べ物

糖質オフが簡単にできる「スープ」という食習慣

「ならば何を食べたらいいの?」糖質オフをしたい人はきっとそう思うでしょう。そもそも何のために糖質オフをしたいのか、しっかりと考えてみましょう。

病気予防やダイエットのためなら、「スープ」をおすすめします。スープの良いところは「簡単」「すぐ出来る」「満腹になる」そして健康維持のために一番大切なことである「体を温める」作用があるからです。

太りやすくなる理由の一つに血糖値の急上昇「血糖値スパイク」があります。血糖値は健康な人でも食後は必ず上がるものですが、しばらくすれば下がります。ゆるやかな上昇なら問題ありませんが、急上昇は危険です。よく「食後は眠くなる」という人は要注意!急上昇させないポイントは、食後すぐに15分程度運動して体を温めると良いといわれています。そこでスープなら食べている時点から体を温めることができます。昔から「体温が低い人は病気にかかりやすい」とされていますが、正しい食材を選び、スープで食すれば、体温は上がります。食生活を見直して、ドクターいらずの体になりましょう。

糖質オフが簡単にできる「スープ食」を習慣に!

糖質オフが簡単にできる「スープ」という食習慣

私のおすすめは朝と夜をスープ食にすることです。昼間は外出していることが多く、体を動かしているので「何を食べてもOK!」と、自分を甘やかしてもいいのでは?また、夜の飲み会や会食だって、たまには良しとしましょう。ただし、一日のスタートや終わりには、しっかり体を温めてあげましょう。これを習慣にすることで、自然に、無理せず糖質オフもできるようになり、体温も上がっていきます。

野菜が体にいいからと、毎食山盛りの生野菜を食べることは不可能ですが、スープにすればかなりの量を取ることができます。そこに適量の肉や魚を加えれば、心もお腹も満足します。朝と夜はこのようなスープはいかがでしょう?朝、夜と2つのレシピをご紹介しますので、さっそく今日から取り入れてみてください。体にいい影響が期待できる食材を使い、毎日続けることが健康な体づくりへの近道なのですから!

朝食べたい!やさしい味わい「ブロッコリーと豆乳のスープ」

糖質オフが簡単にできる「スープ」という食習慣

野菜の自然な甘さがほっとする、朝一番に飲みたいスープ。やさしい味わいの豆乳仕立てです。

「ブロッコリーと豆乳のスープ」<材料 2人分>

1人分の糖質=6.0g

  • ブロッコリー・・・1/2株(小分け)
  • タマネギ・・・1/6個(薄切り)
  • セロリ・・・30g(みじん切り)
  • オリーブオイル・・・大さじ1
  • 水・・・300ml
  • コンソメ・・・小さじ1
  • 豆乳・・・200ml
  • 塩・コショウ・・・少々

<作り方>

鍋にオリーブオイルを入れて中火にかけ、ブロッコリーとタマネギ、セロリを入れてしんなりするまで2分ほど炒める。

水とコンソメを加え、野菜がやわらかくなるまで煮込む。

野菜がヘラで潰せるほど柔らかくなったら、豆乳を加えて塩、コショウで味を調え、器に盛れば出来上がり。

夜に食べたい!ほっこり美味しい「骨付きチキンとキャベツのスープ」

糖質オフが簡単にできる「スープ」という食習慣

<材料 2人分>

1人分の糖質=6.0g

  • 手羽元・・・4本
  • オリーブオイル・・・大さじ1
  • キャベツ・・・1/4個(ざく切り)
  • ショウガ・・・30g(みじん切り)
  • タマネギ・・・1/6個(みじん切り)
  • セロリ・・・30g(みじん切り)
  • 水・・・800ml
  • 塩・・・小さじ1
  • タイム(フレッシュ)・・・少々
  • 黒コショウ・・・少々

<作り方>

鍋にオリーブオイルを入れて中火にかけ、手羽元を両面こんがり焼く。

キャベツ、ショウガ、タマネギ、セロリを入れ、水も加えて中~弱火で20分ほど煮込む。

鶏肉が柔らかくなったら塩、タイムを入れて味を調える。器に盛り、黒コショウを振って完成。

※骨付きチキンから出汁が出るので、味付けは塩だけ。たっぷりのキャベツと一緒に、レモンも絞って頂きます。

参考書籍
『がんを遠ざけるケトン食レシピ』河出書房新社
『血糖値を上げない朝のスープ、太らない夜のスープ』GEIBUNSHA

この記事を書いたライター

Cooking Expert/Author

1961年2月4日生まれ、水瓶座O型。料理研究家。ハワイ、バリ、タヒチなどのアイランド料理研究家でもある。TV、ラジオなどメディアでの情報発信、ケータリングなど、食に関して幅広く活躍中。著書に『ハワイごはん』『湘南ごはん』『海ごはん』『ホノルル食堂』など。オフィシャルホームページ「ALOHA DELI

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