しわの原因は老化だけじゃない!? 種類別の正しい対策法

「人生の年輪」といわれつつも、やっぱり増やしたくはないのが「しわ」です。40代以降になっても「しわが少ない」「ハリがある」との声を聞くとうれしいですよね。実際、同じように年齢を重ねているのに、あまりしわっぽくない人、しわが目立つ人もいますが、なぜなのでしょうか?それは、しわをつくり出す原因が単なる加齢だけではないからです。しわがつくられる原因に基づいたお手入れを行うことで、しわへ先手を打ちましょう。しわの種類から原因、対策についてお知らせします。

 

大きく3つの種類がある「しわ」

しわの原因は老化だけじゃない!? 種類別の正しい対策法

本題に入る前に、「そもそもしわとは?」のおさらいをしておきましょう。一言で表せば、「しわ」は肌に出来る「溝」のこと。見た目は線ですが、平らなしわはありません。ただしわにも大きく3つのタイプがあり、表皮性と真皮性のしわでは溝の深さがまったく異なります。原因と合わせて、一つずつ見ていきましょう。

1 表皮性のしわ。原因は肌の乾燥

角層の水分が不足すると、誰にでも生じるのが「小じわ」です。「ちりめんじわ」とも呼ばれ、肌が乾燥することによって細かい亀裂が生じて姿を現します。 表皮性のしわなので溝の深さは極浅。十分に保湿を行えば、姿を隠してしまうしわです。ただし、慢性的に乾燥が続くと、肌のキメとキメがつながって、目立つしわに進んでいってしまう可能性があります。

2 真皮性のしわ。原因は肌の弾力低下

乾燥でしわは出来るのですが、皮膚のたるみもしわをつくってしまう原因の一つになっています。

しわの原因は老化だけじゃない!? 種類別の正しい対策法

表皮の下で肌のハリや弾力を保っている真皮。本来、健康な肌の真皮はコラーゲンが集って束になり、その間を張り巡るエラスチンがバネのような役割をしています。また、水分保持力に優れたヒアルロン酸もハリと弾力に貢献していて、表情によって出るラインも跳ね返す力があり、しわとなって残ることはありません。 しかし、加齢による「自然老化」によって起こる真皮の変性はしわの原因になります。コラーゲンの量などが少しずつ減り、若いときのようにハリや弾力が保てなくなってきてしまうからです。

ただ自然老化よりも脅威なのは、紫外線による「光老化」です。特に、真皮層まで届くUV-A波はしわの大敵。コラーゲン繊維を破壊し、エラスチンの結合組織を傷つけるなど、容赦なくダメージをもたらします。ちなみにエイジングのサインの原因は、20%が自然老化、80%で光老化といわれています。

3 表情じわ。原因は縮んで固まった表情筋

普段は表面に現れていないのに、笑ったり、目を細めたり、顔をしかめたりすると出る「しわ」はありませんか? これが「表情じわ」です。表情じわは皮膚の下にある表情筋が繰り返し使われることでつくられます。額の横じわ、眉間の縦じわ、カラスの足跡と呼ばれる目尻のしわ、鼻と眉間の間に入る横じわが代表的ですが、加齢や紫外線ダメージで弾力を失った肌は柔軟性が低く、跡が消えずにしわになってしまいます。無意識にしている表情が、後々深い溝となって定着するやっかいなしわです。

ここまでタイプ別に3つのしわについて触れてきましたが、もう分かりますよね。確かに加齢は肌の弾力低下や水分保持力の低下、女性ホルモン量の低下などを引き起こしますが、しわの原因はそれだけではないということ。乾燥や紫外線、表情ぐせもしわの定着に大いに関与しているというわけです。

しわの原因は老化だけじゃない!? 種類別の正しい対策法

必須のしわ対策は、何はともあれ丁寧な保湿

しわの原因は老化だけじゃない!? 種類別の正しい対策法

原因が分かったら、次は対策です。まずは「保湿」。保湿はスキンケアの基本ですが、たとえ表情じわがあったとしても肌全体がうるおっていると、「しわっぽい」とは見えません。

そこで心がけたいのが、洗顔の段階からしっとりとした洗い上がりを意識した“丁寧な保湿ケア”です。汚れを落とすことばかりにフォーカスすると、必要な細胞間脂質やNMF、皮脂まで取り除き、乾燥を助長させてしまいます。角質を取り過ぎて肌が薄くなり、顔全体にちりめんじわが出来ている人もいます。うるおいを補給という意味では、シートマスクや化粧水をたっぷり含ませたコットンマスクも効果的ですが、うるおいを閉じ込めるためには、化粧水、美容液の後のクリームも必須です。40代の皮脂の分泌量は20代の半分ほどしかないので、あぶら取り紙の使い過ぎも要注意です。

日中の紫外線は年中無休!

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紫外線はUV-A、UV-Bに関わらず一年中降り注いでいます。「今日は天気が悪いから」と油断しがちですが、曇りの日も晴れの日の半分以上の紫外線が注がれているのです。「晴れの日は塗るけれど、曇りや雨の日はパス」という日焼け止めの使い方は意味を成しません。せっかく毎日欠かさずスキンケアを行っていても、紫外線に無頓着であった場合、光老化のスパイラルに陥ってしまうことを肝に命じましょう。そして、しわの原因になるのはUV-Aです。UV-Aは車や家のガラスを楽々と通過します。日焼け止め製品はSPF値だけでなくPAの「+」の数も必ずチェックしてUV-Aをしっかりブロックしましょう。一日中家の中にいる日でも日焼け止めは忘れずに。屋外にいる時間が長い日は、「PA+++」以上が安心です。

表情じわ対策は、自分の表情ぐせを知ることから

肌は25歳くらいをピークにハリや弾力を失い、表情によってできるラインがそのまましわとなって定着しやすくなってきます。表情は大切な感情表現であり、コミュニケーション手段でもありますが、無意識の表情筋使いが、不必要なしわを肌に刻んでしまうことも。このような表情で表情筋を緊張させていませんか?どれもこれもマイナスイメージの表情じわをつくる「行為」です。

【しわをつくる表情】
・考えごとをしているとき、無意識にしかめっ面をしている。
・パソコンやスマートフォンの画面を見るとき、眉間にしわを寄せている。
・驚いたり、大きく目を開けたりするとき、眉を上げて額にしわを寄せがち。
・視力が悪く、焦点を合わせようと目を細めたり、眉間にしわを寄せたりしてしまう。

 

心当たりはありませんか?まずは癖を見直しつつ、意識的に額や眉間を指でほぐしたり、長時間同じことをせず休憩を取ることを心掛けてください。老眼なのにメガネをかけたくないからと、眉をひそめた状態のままスマホを見つめるなど、本末転倒です。定着してしまった表情じわを化粧品で取ることは簡単ではありません。つくり笑いが必要な場合もあると思いますが、やはりできるだけ自然な表情で顔の筋肉を正しく使うことが、年齢を重ねたときに、良いしわとなる秘訣です。

表情筋エクササイズ。一番簡単なのは「あいうえお」

しわの原因は老化だけじゃない!? 種類別の正しい対策法

小じわ対策でご紹介した保湿は、実は表情じわケアにもつながります。うるおいたっぷりの柔らかい肌は、表情を作りやすくするからです。その上で、習慣にしたいのが、いつでもどこでも誰でも簡単にできるのが「表情筋エクササイズ」。方法は「あいうえお」と声に出して言っていくだけ。10セット毎日行うと効果的です。

【表情筋エクササイズ「あいうえお」のポイント】
「あ」・・・目や口を大きく開けます。
「い」・・・口を思いっきり横に広げます。
「う」・・・唇を尖らせて顔全体が真ん中に集まるイメージで声を出します。
「え」・・・口角を上に上げながら顔全体を外側に持っていくイメージで。
「お」の時には、口を思いっ切り縦に開いて声を出しましょう。

 

表情筋は、もみほぐそう!

こちらは、毎日フルコースで続けるのは難しいかもしれません。意識して気がついたときに行うようにしましょう。

額をほぐす

しわの原因は老化だけじゃない!? 種類別の正しい対策法

①額に両手の平を軽くのせる。
②そのまま額と生え際をこまめに揺する。

こめかみ周りをほぐす

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①親指以外の2~4本指を使う。
②こめかみを押して気持ちのいいところを探す。
③4本の指先を揃えて、円を描くようにほぐす。
※こめかみのコリをほぐすと、目の疲れも軽くなります。

目の周りをほぐす

しわの原因は老化だけじゃない!? 種類別の正しい対策法

①両手の人差し指を使う。
②下まぶたの骨に沿って目尻から目頭まで指を移動させながらマッサージ。骨に軽く指をひっかけるようなイメージで行うのがポイント。
③両手の親指の腹を眉頭の下に当てる。
④まぶたの上の骨に沿って目頭から目尻まで指を移動させながらマッサージ
※デリケートな部分なので、やさしいタッチで。

小鼻の周りをほぐす

しわの原因は老化だけじゃない!? 種類別の正しい対策法

①小鼻の側面に中指または人差し指を当てる。
②上向きの半円を描くことを意識して軽く動かす。
③小鼻の側面→小鼻の溝→頬にかけて凸凹をならす感じでマッサージ。

口元をほぐす

①まずは上唇の溝部分に軽くにぎったこぶしの人差し指の第二関節を当てる。
②口角に向かって横に移動させながら筋肉をほぐす。
③人差し指の第二関節で下唇と顎の間のくぼみから口角に向かって流すようにほぐす。
④最後に口角を人差し指の第二関節で押さえ、やさしくほぐす。

咬筋をほぐす

しわの原因は老化だけじゃない!? 種類別の正しい対策法

①奥歯で噛みしめたときにポコッと膨らむ筋肉が咬筋。
②咬筋を指の腹で円を描くようにマッサージする。
※握り拳を押し当ててゆっくり回しながら圧をかけるのも効果的です。

しわへの対策も先手必勝!

いかがでしたか?「表情筋のもみほぐし」は凝り固まる表情筋をリラックスさせることが目的なので、日中の生活の中に取り入れるようにしましょう。スキンケアにおける対策の基本は保湿と紫外線対策。「しっかりお手入れしています!」という方も見落としがないかチェックしてみてください。そして、しわ対策の効果的な美容成分として知っておきたいのが「レチノール」です。肌みずからがヒアルロン酸を生み出し、水分量を増やすことで柔らかな肌へと導く有効成分。スキンケアに取り入れるのは得策といえるでしょう。しわ対策は、しわが深く確実に刻まれる前に先に、先にケアすることが大切です。しわへの対策も先手必勝なのです。

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