【頭皮で変わる、美の新常識⑥】“美容液で洗う”という贅沢。洗浄成分まで考え抜かれた「ザ・シャンプー」徹底解説

【頭皮で変わる、美の新常識】と題してお届けしている本シリーズ。顔とつながる“もう一つの肌”である頭皮に注目し、見落とされがちな“頭皮と美容のつながり”を紐解いてきました。第6回となる今回は、一番身近な頭皮ケアでありながら、「なかなか自分に合うものが見つからない」「なんとなくで選んでしまう」――。そんなジプシーの方も多い“シャンプー”にフォーカス。顔と同じように大切な“頭皮”のために。ビーグレンの姉妹ブランド「ドクター・ケラー」から登場した、美容液発想の「ザ・シャンプー」の魅力をお届けします。

頭皮は、顔とつながるもうひとつの肌。だからこそ、“美容液”で洗う

ドクター・ケラーの「ザ・シャンプー」は、“頭皮も肌の一部であり、顔と同じように丁寧なケアが必要”という発想から生まれました。“美容液で洗う”という贅沢なコンセプトのもと、「Wash（落とす）」「Delivery（届ける）」「Repair（補修）」を同時に叶える処方設計。洗うたびに頭皮と髪をケアする“美容液シャンプー”として高く評価されています。

“洗う”という日常の行為を、髪と頭皮の未来を育む“最新美容ケア”へと変える。それが、ザ・シャンプーの目指す新しい頭皮ケアのかたちです。そして、その魅力はうるおいや美容成分の充実だけにとどまりません。頭皮を健やかに整えるための要である「洗浄成分」にも、ドクター・ケラーならではのこだわりが込められています。

「洗う成分」で変わる。まずは、それぞれの違いをチェック

シャンプーの“洗浄成分”は、実はタイプによって洗浄力・うるおい・仕上がりが大きく異なります。代表的な洗浄成分の種類と特徴を見てみましょう。

【主な洗浄成分の種類と特徴】

分類		代表的な成分	洗浄力	保湿・しっとり感	仕上がりの質感	特徴・向いているタイプ
高級アルコール系		ラウレス硫酸Na ラウリル硫酸Na	★★★（強）	★☆☆（低）	さっぱり・軽い	泡立ちが良く、皮脂を強力に除去。爽快だが乾燥肌・敏感肌には不向き。
オレフィン系（合成系）		オレフィン（C14-16）スルホン酸Na	★★★（強）	★☆☆（低）	すっきり・ややパサつく	高級アルコール系に近い洗浄力。刺激はやや穏やかだが、乾燥しやすい傾向。
ベタイン系		コカミドプロピルベタインラウラミドプロピルベタイン	★★☆（中）	★★☆（中）	マイルド・軽い	低刺激。泡立ち・洗浄力は控えめ。赤ちゃん用や敏感肌向け製品に多い。
アミノ酸系	グルタミン酸系	ココイルグルタミン酸TEA ラウロイルグルタミン酸Na	★☆☆（弱）	★★★（高）	なめらか・しっとり	保湿重視タイプ。軟毛の人には少し重く感じることも。
	グリシン系	ココイルグリシンK ラウロイルサルコシンNa	★★☆（中）	★★☆（中）	さらさら・軽やか	泡立ち良く、さっぱり洗える。脂性肌や男性にも向いている。
	アラニン系	ラウロイルメチルアラニンNa ココイルアラニンTEA	★★☆（中）	★★★（高）	ふんわり・まとまり	泡立ち・保湿のバランスが良く、エイジングケアやダメージ毛に最適。
	タウリン系	ココイルメチルタウリンNa ラウロイルメチルタウリンNa	★★☆（中）	★★★（高）	弾力・つややか	モチモチ泡でしっとり感とハリを両立。保湿・低刺激・使用感のバランスが非常に良い。

それぞれに特長がありますが、中でもアミノ酸系は、頭皮や髪へのやさしさに優れ、肌と同じ弱酸性でうるおいを保ちながら洗い上げるのが特徴です。ドクター・ケラーはこのアミノ酸系の中でも、“アラニン系”と“タウリン系”という２種類を組み合わせた“Wアミノ酸系設計”を採用。次章では、そのこだわりの理由と機能を詳しく見ていきます。

ザ・シャンプーの洗浄成分 ― “Wアミノ酸系”で叶える落とす力と守る力

ドクター・ケラーが選んだのは、「アラニン系」と「タウリン系」の2種類のアミノ酸系洗浄成分を組み合わせた“Wアミノ酸系処方”。やさしさと洗浄力、どちらかに偏ることなく、「落とす力」と「守る力」を両立させることを目指した設計です。

アラニン系 ― きめ細かな泡で摩擦を防ぎ、なめらかに洗う

配合成分：ラウロイルメチル-β-アラニンタウリンNa
アミノ酸“β-アラニン”と“タウリンNa”の特性を融合させた先進的な洗浄成分。

きめ細かくクリーミーな泡が毛穴の奥まで行き届き、皮脂やスタイリング剤の残留をすっきりオフ。それでいて泡のクッション性が高く、洗髪時の摩擦をやわらげて髪や頭皮を傷つけることなく、なめらかに整えます。さらに、水道水に含まれるカルシウムと反応して髪表面をなめらかにコーティングするため、指通りも軽やかに。まさに美容液で洗っているような使用感を実現します。

タウリン系 ― 高い保湿力で、頭皮と髪にうるおいを残す

配合成分：ココイルメチルタウリンタウリンNa
“Wタウリン”構造を持つユニークなアミノ酸系洗浄成分。

近年注目されている「ココイルメチルタウリンNa」よりも“さらに上”をいく成分で、泡の弾力と保湿力が高く、きめ細かい“モチモチ泡”が長く続きます。タウリンは水分を抱え込む力に優れており、頭皮の乾燥やつっぱりを防ぎながら、髪のきしみを軽減。洗い上がりはしっとりとまとまり、指通りのよい質感に導きます。さらに、タウリンは肌刺激をやわらげる働きもあり、敏感な頭皮にもやさしく使えるのが特長です。