秋冬の乾燥に負けない肌力をつける! カラダをうるおす食材9選

夏の紫外線でお疲れ気味だった肌もようやく安定したかと一息ついていると、外気の乾燥が厳しさを増す季節がやってきます。気温が低くなるこれからの時期は、乾燥対策のためのこまめな水分補給もついつい怠りがちに…。

美肌の基本は保湿です。乾燥しがちな肌には、スキンケア製品を使った体の外側からのケアと合わせて、食事からの保湿ケアも積極的に行っていきましょう。今回は、美味しく食べて、乾燥知らずのうるおい肌へと肌力を上げてくれる食材をご紹介します。

カラダをうるおす食材9選

食事からの保湿ケアには、体の酸化ストレスに「待った!」をかける、抗酸化物質や良質な脂質が大事です。食事に取り入れやすい身近な食材から、うるおい肌に必要な下記「毎日取りたい保湿を助けてくれる栄養素」がギュッと詰まった9食材をご紹介します。野菜や果物の栄養についてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

【毎日取りたい保湿を助けてくれる栄養素】
ビタミンC、ビタミンA/βカロチン、ビタミンB群、ビタミンE、良質の脂肪酸

 

1 サツマイモ

秋冬の乾燥に負けない肌力をつける! カラダをうるおす食材9選

秋の味覚といえばサツマイモ。食物繊維やビタミンBビタミンCを豊富に含み、美腸と美活を応援してくれる女性にうれしい食材です。サツマイモには一般的な黄色い果肉のほかに、紫色の果肉の紫イモ、そして、ニンジン芋、カボチャ芋と呼ばれるオレンジ色の果肉を持つサツマイモがあります。この果肉の色の違いは含まれる栄養素に関係しています。

【紫色種】

紫の色素は、ポリフェノールの一種であるアントシアニン。強い抗酸化作用で活性酵素を抑制し、細胞の老化を予防。

【オレンジ色種】

肌を保護するビタミンA、βカロチンが豊富。肌の修復を助け、バリア機能を強化。

また、サツマイモの皮は、アントシアニンやビタミンCの含有量も高く、果肉に負けない栄養豊かな部位です。皮も一緒に食べることで、サツマイモの栄養成分を最大限に摂取できます。アメリカの皮付きのサツマイモ料理というと、近年はサツマイモのフライドポテトがレストランやファストフードで人気を呼んでいます。レシピに興味のある方は「スイートポテトフライ」で検索してくださいね。

2 アボカド

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肌にしっとり効果をもたらすビタミンEとオメガ6脂肪酸が豊富。「森のバター」と呼ばれる濃厚リッチなアボカドは、天然の保湿美容食!その成分は、フェイスマスクやボディークリームにも使われているように、うるおい美肌の強力サポーターです。アボガドのレシピを含めたこちらの記事もご参考に。

3 キュウリ

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みずみずしい水分が体内の水分補給を助け、ビタミンCの抗酸化作用が炎症を起こした肌細胞の修復に働きかけます。また、キュウリの皮に含まれるシリカは、コラーゲンやエラスチンなど保湿成分の生成と強化に作用するため、美肌つくりにぜひ取り入れていきたい栄養素です。

4 ミカン

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これから冬に向かって旬を迎えるミカン。美肌ビタミンCとA、βカロチンがたっぷりと含まれ、肌の水分を維持する効果が期待できます。旬の食材は、季節はずれのものと比べて倍の栄養があるといわれているので、この時期のうるおい肌活に積極的に活用しましょう。

5 ココナッツオイル

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食べても良し、肌に直接塗っても良しと、天然の万能保湿剤。肌に塗布することで、肌表面からの水分蒸発を防ぎ、保湿を助けます。中鎖脂肪酸を多く含み、体内に取り入れても素早く消化されてエネルギーに変わるため、脂肪として溜まりにくい特徴があります。また、体の中からの酸化を抑制し、肌の炎症を予防する抗酸化力も期待できます。

6 サーモン(または脂質の多い魚)

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サーモンやマグロ、サバ、マスなど脂質の多い魚には、オメガ3脂肪酸がたっぷり含まれています。魚の脂肪酸には、乾燥や紫外線によって引き起こされる炎症を軽減する効果が期待できます。体内で合成することができない必須脂肪酸のため、食事からの摂取がマスト。必要な栄養を摂取するためには、少なくとも週に約100g超の魚(鮭なら大きめの切り身1切れ)を2回食べるようにしましょう。

7 ナッツ&シード類

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食物繊維、ビタミンE、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれ、乾燥や日焼けによるダメージから肌を保護し、良質な脂質が肌の保湿効果を高めます。クルミやフラックスシードは、オメガ3脂肪酸の含有量が特に高く、良質な脂肪酸をしっかり取りたい方におすすめ。ナッツやシード類は、小腹の空いたときなどに手軽につまめる美肌スナックに重宝します。

8 アスパラガス

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ビタミンCの吸収を促進するルチンや、新陳代謝を促すアミノ酸の一種アスパラギン酸の作用で、紫外線ダメージなどの肌トラブルから肌を保護する効果が期待できます。
肉や魚料理の付け合わせに使うなど、毎日の保湿ケアに取り入れやすい野菜です。

9 水

保湿の基本は「水」。水分不足は、肌の不調の最たる要因です。季節に関係なく常に携帯して、意識して水分補給をしていくことを心掛けましょう。

うるおい食材でつくる肌活レシピ「サーモンのグリル・アボカドバジルソース添え」

秋冬の乾燥に負けない肌力をつける! カラダをうるおす食材9選

アメリカのグルテンフリー、パレオダイエットの愛好者にも人気のヘルシーレシピです。サーモン、アボカド、ココナッツオイルにライムのビタミンCで、保湿力アップを目指します。サイドにアスパラガスを添えれば、よりパワフルなうるおい肌活メニューに!

「サーモンのグリル・アボカドバジルソース添え」<材料 4人分>

  • ココナッツオイル・・・小さじ2
  • 塩・・・小さじ3/4
  • イタリアンシーズニング・・・小さじ1
  • レッドペッパー・・・小さじ1/2
  • ブラックペッパー・・・小さじ1/4
  • サーモン・・・1切れ
  • アボカド・・・1個
  • バジル(みじん切り)・・・1/4カップ
  • ライムジュース・・・大さじ1
  • あればアサツキ(飾り用)

<作り方>

サーモンに塩、イタリアンシーズニング、レッドペッパー、ブラックペッパーを馴染ませる。

ココナッツオイルをフライパンで熱したら、サーモンを焼き色が付くように両面焼いていく。

皮と種を外したアボカドをつぶして、バジルとライムジュースを加え、塩で味を整える。

サーモンのグリルの上に③をトッピング 、あればアサツキを散らして完成。

保湿のダブルケアで乾燥に負けない肌へ!

乾燥肌は、世界共通の女性の肌悩み。特に一年を通して乾燥した気候が続くカリフォルニアでは、乾燥肌対策のスキンケアは欠かせません。健康と美容に高い関心を持つ人たちの間では、コロナ禍の影響も後押しして、食生活からの体や肌の健康維持に取り組む傾向がますます強くなっています。

食欲の秋を迎え、「どうせ食べるならキレイになるものを食べよう」と、私もスナック用に数種類のナッツやビタミンCを意識した野菜と果物を常備するようにしています。肌の健康には、毎日のお手入れの積み重ねが大きく影響していきます。外側と内側からのダブルの保湿ケアで乾燥の厳しい季節から肌を守っていきましょう。

参照:

https://www.thehealthy.com/beauty/face-body-care/dry-skin-remedy-foods/
https://www.healthyseasonalrecipes.com/easy-salmon-with-avocado-and-basil/
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp

この記事を書いたライター

Beauty Lifestyle Writer

サンディエゴの日系出版社にて勤務後、東海岸への引っ越しを機にフリーランスライターに。再び南カリフォルニアに居を移し、窓から見える青い空とパームツリー、窓際で昼寝をしている愛犬を眺めているのが目下最大の癒しです。

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