【頭皮で変わる、美の新常識④】「まだ若いから」は通用しない!スマホ薄毛、ストレス薄毛、あなたは大丈夫?
【頭皮で変わる、美の新常識】と題して、シリーズでお届けしている第4回目。 前回は『髪は顔の額縁──老け髪サインを感じたら、真っ先にやるべき頭皮ケア』として、顔印象まで変えてしまう“髪の老け感”と頭皮の密接な関係を解説しました。今回は一見関係なさそうな、スマホ・ストレス・ライフスタイルが引き起こす「若い女性にも忍び寄る薄毛リスク」にフォーカスします。
「まだ若いから」は通用しない!“今どき薄毛”は、現代習慣から忍び寄る
「薄毛は年齢の問題」——そう思っていませんか?しかし近年、20〜30代の女性たちからも「最近、抜け毛が増えた気がする」「分け目が目立つようになってきたかも…」「髪がぺたんとして、スタイリングがうまくいかない」と、髪と頭皮に異変を感じる声が増えています。
その正体は、“現代習慣型の薄毛”。スマホの長時間使用、ストレス、ダイエット、ホルモンバランスの乱れ、カラーやパーマ、まとめ髪…こうした日常の積み重ねが、知らず知らずのうちに頭皮を衰えさせ、薄毛リスクを高めているのです。
忍び寄る「薄毛スイッチ」7つの危うい日常習慣とは?
①「スマホ姿勢」で血流ストップ!?
下を向いてスマホを見続けることで、首〜頭皮の筋肉が凝り固まり、血流が悪化。 血行が滞ると、髪の成長に必要な酸素と栄養が毛根に届かず、髪が細く弱くなりやすくなります。
②「ストレス」は毛根のリズムを乱す
仕事、SNS、人間関係、子育て…。現代女性が抱えるストレスは想像以上に深刻。 ストレスによって交感神経が優位になると、血管が収縮し、必要な酸素と栄養が届かなくなります。さらに、女性ホルモンのバランスが乱れることで、毛周期が不安定になり、抜け毛が増えるリスクが高まります。
③「過度なダイエット・偏食」で髪が痩せる
髪をつくるためには、タンパク質、鉄分、ビタミンなどの栄養素が不可欠です。 過度な食事制限や偏食によって、体より先に“髪が痩せる”ことも。東洋医学では“血余(けつよ)”と呼ばれるように、髪は体の栄養状態を映し出すといわれています。
④「睡眠不足」が髪の再生時間を奪う
肌だけでなく、髪も「寝ている間」に修復・成長します。 スマホの光や夜更かしによる睡眠の質低下が、成長ホルモンが分泌され細胞の再生が活発になるゴールデンタイムによる髪の再生力を奪います。
⑤「カラー&パーマ常習」は頭皮の炎症トリガー
何度も繰り返されるカラーやパーマ施術は、頭皮のバリア機能を低下させ、慢性的な刺激へ。それが髪の生育サイクルに悪影響を及ぼすことがあります。頭皮の赤みやかゆみを感じたことがある方は、要注意。
⑥「毎日まとめ髪」で毛根に負担が集中
毎日まとめ髪、ヘアピンでの強い引き上げ…。 同じ場所を引っ張ることで毛根にストレスがかかり、牽引性脱毛症のリスクを生みます。特に分け目や生え際の毛が抜けやすくなり、密度も減少していきます。
⑦スタイリング剤を落とさず就寝
朝から夜まで使用したスタイリング剤を、そのままにして寝ていませんか? 頭皮に残った整髪料が毛穴を詰まらせ、雑菌の温床に。洗髪不足が続くと、かゆみ・炎症・フケが増え、髪の育成環境は一気に悪化します。「肌と同じように、頭皮もメイクオフを」が鉄則です。
一つでも当てはまったら、“薄毛アラート”発令中!
以下のうち、一つでも当てはまったら、今の習慣が“髪の未来”に影響しているサインかもしれません。
【“薄毛アラート”チェック】
🔲 鏡を見ると、分け目が広がって見える
🔲 髪にハリ・コシがなく、ボリュームが出にくい
🔲 抜け毛が増えた/短い抜け毛が気になる
🔲 髪が以前より細く、柔らかくなった気がする
🔲 眼精疲労、肩こり、頭痛がつらい
🔲 ストレスや疲労感が抜けない
🔲 食事制限や不規則な食事が続いている
🔲 眠りが浅い、夜中に何度も起きてしまう
🔲 毎日のまとめ髪が習慣化している
🔲 整髪料をつけたまま寝ることが多い
🔲 カラーやパーマを頻繁に行っている
髪を守るために、今すぐ見直したい!頭皮習慣リセットのすすめ
では、“薄毛アラート”に気がついたら、どのように対策していけばいいのでしょうか?頭皮習慣リセットの方法をご紹介します。
【頭皮習慣リセットの方法】
・スマホは1時間に1回、目と首を休める習慣を
・スタイリング剤はその日のうちにオフ。頭皮もリセット
・カラー・パーマ愛用者は頭皮エッセンスでダメージリカバリー
・栄養は“髪を育てる意識”で選ぶ:肉・魚・卵・海藻・緑黄色野菜を中心に。サプリも活用して
・就寝1時間前にはスマホOFF。深く眠れる環境を整える
・血行促進を目的とした“頭皮マッサージ”を取り入れて
・髪を下ろす日をつくるなど、まとめ髪の習慣を見直す
髪は“内面”を語るもう一つの顔。
髪は、あなたの“内面”を語るもう一つの顔といえます。見た目の印象だけでなく、メンタルやホルモンバランス、生活リズムまで映し出すのが髪の変化。だからこそ、髪の変化が現れたら、それは「不調のサイン」でもあります。
10年後、「あのときケアしていてよかった」と思える自分へ。今すぐできる小さな習慣の見直しが、未来のあなたの髪を守ります。「今はまだ大丈夫」から「今から始めよう」へ意識を変えて、髪から始まる未来の自分磨き、今こそスタートしませんか?