美容整形を考える前に、たるみ解消で小顔にリセット!「リフトアップ」コスメの活用術

「肌が柔らかくなった」と喜べない大人の肌。なぜなら、その柔らかさは弾力のある若々しい柔肌とは異なり、たるみにつながる前段階だからです。そして、その先一生の付き合いになっていく「たるみ」へのお手入れ。外科的手段である美容整形や美容医療で手早く解決したいとを考える前に、まずは「化粧品」の見直しを行いましょう。スキンケア化粧品をきちんと効かせる使い方から、たるみを原因から解きほぐすマッサージまでじっくりとお伝えしていきます。

 

なぜたるむ?30代から始まるその原因

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30代から始まるといわれる「たるみ」。人生において肌にハリがある時期は、思いのほか長くはありません。原因は20代の後半に差し掛かると、少しずつエストロゲンの分泌が減ってくるからです。エストロゲンは、肌のハリを保つ上で欠かせないコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進させる大切な女性ホルモン。ガクンと減るのは更年期以降ですが、フェイスラインのシャープさが薄れるといった、緩やかな変化も初期の「たるみ」です。またアジア人の骨格は眉と目の幅が広く、まぶたがむくみやすい上に皮膚がたるみやすいともいわれています。

加えてたるみは、紫外線や酸化、表皮の乾燥、精神的なストレスなどのダメージが絡み合って進んでいきます。皮下脂肪や筋肉のボリュームがなくなることもたるみに影響します。加齢によって顔面の骨が萎縮することで皮下脂肪が下垂し、それを覆う皮膚が伸びるといった現象も起こります。そして、このようなことが玉突き事故のように起こり始め、深刻化していくのが大きな肌悩みの一つ「たるみ」というわけです。

あなたは大丈夫?「スマホ顔」も実はたるみの原因

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今や日常生活でなくてはならない存在のスマホ。便利な一方で「スマホ顔」が急増しているといわれています。「スマホ顔」とは、スマホを見続ける姿勢や表情がもたらすたるみ顔のこと。スマホの画面を見ているときは、たいてい顔が下向きになっていますよね。極度に下を向いてみると分かりますが、下向きというのは重力を顔のあごに集中させ、皮膚を下に引っ張ってしまう行為。顔が前に突き出た首猫背や腰の猫背も、顔の皮膚をたるませてしまう、スマホを見るときの典型的な姿勢です。

美容医療に解決を求める前に、毎日のお手入れ

そうとはいえ、スマホを見ない生活は現実的ではありませんし、自然老化に逆らうこともできません。そこで考えていきたいのが“対策法”ですが、解剖学に基づくと、深刻なたるみを解消するには、耳の近くで大きく切開して、張り付いている皮膚と筋肉を広くはく離し、吊り上げる必要が出てきます。いわゆる昔から行われてきた「外科的手術」です。しかし、現代の「美容医療」はその前段階として、照射系の治療や筋肉の動きをコントロールして皮膚を引き上げる注入系、糸で皮下組織ごと物理的にたるみを引き上げる治療法などがあります。しかし、これらの外科的手術や美容医療に解決を求める前に、まず行いたいのは、やはり基本となる毎日のお手入れなのです。

化粧品は、どう選ぶ?

日本には「医薬品医療機器等法(旧薬事法)」という法律があり、「たるみに効く化粧品」という表現を使うことができません。代わりに、よく用いられるのが「ハリ感を高める」「ハリ感を育む」という表現。「ハリ感を高めるスキンケア製品」は、各化粧品メーカーが研究開発した成分をたるみの原因に全方位で働きかけるように設計された化粧品です。メーカーにより異なるものの、一般的にこれらのスター製品は、美容液やクリーム。まずは、これまで美容液を使っていない方は美容液を追加する、またハリ感を高めるクリームに切り替えていくことをおすすめします。もちろんシミやくすみなど他の肌悩みがある場合は、それぞれに応じたスキンケア製品を、臨機応変に加えながら。

そして、忘れてはならないのが日中の紫外線対策です。なかでも肌の土台である真皮層にまで達する波長の長い紫外線UV−Aは、冬だからと油断できない照射量。活性酸素を大量に発生させ、肌のハリや弾力を生む真皮層のコラーゲンやエラスチンを固くしてしまうばかりか、コラーゲンやエラスチンなどをつくり出す線維芽細胞にも損傷を与えてしまいます。「日焼け止め」化粧品は、夏の季節限定コスメではありません。同時に日中のケアで、発生した老化加速因子に働きかけ、ハリ感を高める美容液やクリームを投入しておけば、ダメージの蓄積を極力防ぐことができるというわけです。

コラーゲンは保湿剤。コラーゲンをつくる成分ではない

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ハリのある肌を保つ上で必要な「コラーゲン」。そのコラーゲンが不足して、たるみが起こるなら、コラーゲン成分を補おう。そう思ってしまうのも無理はないのですが、コラーゲン成分の目的は肌の保湿。そのまま肌のコラーゲンになるという勘違いは正さなければなりません。もちろん保湿は全てのお手入れの基本ですから、成分としてのコラーゲンには役割がありますが、たるみケアにおいては、コラーゲンがつくられるようサポートする成分が配合されていることがカギ。コラーゲンのサプリや食品も、消化酵素によってアミノ酸やコラーゲン・ペプチド(コラーゲンが細かく分解されたもの)に分解されてしまうため、摂取したコラーゲンが体内でそのまま吸収されて増えることにはなりません。

しかし、コラーゲンを摂取することに意味がないということではありません。分解されたアミノ酸が効果を発揮すると考えられているからです。ただし、体に取り入れた栄養素が肌へ届けられるのは残念ながら微量です。やはり、ハリ感のある肌を目指すには、化粧品でのお手入れが必要です。そしてスキンケアの延長に考えていきたいのが、頭皮マッサージや顔のコリをほぐすこと。次項では具体的なマッサージ法をお知らせします。

たるみを原因から解きほぐす頭皮と顔のマッサージ

頭皮が固いと繋がっている顔の皮膚もたるみます。顔のコリは頬骨の下に指を当てて歯を食いしばった時に硬くなる場所を探してみましょう。硬かったら顔が凝っている証拠です。放っておくと表情筋が衰え、たるみの原因にもなります。頭皮と顔をマッサージでたるみの原因から解きほぐしていきましょう。

【頭皮と顔のマッサージ】

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軽く広げた指を髪の生え際から後頭部にゆっくり流します。普段のシャンプーの時より少し強いくらいの圧で行いましょう。

美容整形を考える前に、たるみ解消で小顔にリセット!「リフトアップ」コスメの活用術

ゴリゴリがなくなるようにほぐします。

美容整形を考える前に、たるみ解消で小顔にリセット!「リフトアップ」コスメの活用術

ほぐれたら、同じ場所に親指を当てて頬骨をリフトアップ。テーブルに肘をついて親指に体重をかけると効果的です。30秒キープ。

早め、早めのケアで、美容整形はもういらない!

美容整形を考える前に、たるみ解消で小顔にリセット!「リフトアップ」コスメの活用術

大人の女性のスキンケアにおいて欠かせない「たるみケア」。気になってから、慌てて始めるのではなく、早め早めのケアに勝るものなしです。毎日のスキンケアに「ハリ感を高めるスキンケア製品」を使用しながらマッサージを行う、無理なく取り入れて習慣化するのがコツです。5年後、10年後の肌を見据えて、美容整形を考える必要のないスキンケアを続けていきましょう。

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