子どもたちの笑顔と未来のために ビーグレンは「児童養護施設」を支援します

ビーグレンは事業活動を通じて、地域や社会に幸せを届けるブランドでありたいと考え、さまざまな支援活動に取り組んでいます。

長引くコロナ禍で顕在化したのは、社会の急激な変化に取り残され、すこやかな成長を支える経験を得ることが厳しい状況にあった児童養護施設で暮らす子どもたちの窮状でした。私たちは、親に頼ることができない子どもたちが生活する「児童養護施設」への長期的な支援が何よりも必要だと感じています。

活動の一環として、今年も子どもたちのすこやかな成長を応援するチャリティーセールを2023年3/24（金）〜3/28（火）まで開催します。セールによる収益は、共同募金会を通じて、子どもたちと職員の方が笑顔で暮らしていける施設の運営費としてご活用いただきます。

訪問先の園長先生からお話を伺うビーグレン代表・児玉

これまでビーグレンは、いくつかの施設を訪問させていただき、実際に子どもたちと触れ合い、職員の方との対話を重ねてきました。施設の現状、子どもたちの想い、施設の方の働く姿から、見て、知って、感じたままをお伝えします。

児童養護施設の“今”を知っていただくことも一つの支援の形であると信じています。

ビーグレンが支援する「児童養護施設」とは？

児童養護施設は、親からの虐待や育児放棄、経済的困難、死別など、さまざまな理由により、家庭にいられなくなった子どもたちが暮らしている場所です。主に2歳から18歳までの子どもたちが生活をしています。

家庭に代わる子どもたちの家となり、子どもたちの健全な成長を支え、進路や社会的自立に必要な知識、経験の提供・支援を行っています。

施設訪問で見えてきた、
今、子どもたちが求めるもの

大人側の事情で引き離されたのに、それでもお父さん、お母さんのことが大好きな子どもが多く、想像を絶する劣悪な環境で苦しみに耐えてきたにもかかわらず「自分が悪かったのではないか」と考えてしまう子どももいるそうです。

子どもたちは、整理のつかない感情を抱えながら、「大人からの愛」を心の底から求めています。施設を訪ねたとき、子どもたちの中にどう入っていいのか少し戸惑う私たちに「かけっこしよ！」「私、速いよ！」「肩車して」と声をかけ、仲間に入れてくれたのは子どもたちの方でした。

大人たちの身勝手な理由で、望まない生活を送っているのに、こんなにも健気に、強く生き抜こうとする子どもたちの小さな手を、小さな笑顔を守るのは、社会であり、大人の責任であると、私たちは心から感じました。

「どんなに愛情を注いでも、本当の親にはなれない」
現場の職員が向き合う現実

児童養護施設での子どもたちの暮らし方、職員の方の向き合い方は、園長先生の方針によって、それぞれの特色があります。

私たちが訪問した施設では、小さな子どもから大きいお兄さん、お姉さんが家族のような一つのグループをつくり、共同生活をしていました。各グループの中に一人の職員が入って一緒に暮らし、親代わりとなって子どもたちの生活をサポートし、育んでいきます。

子どもたちも入所したばかりの頃は、訳もわからず泣くことしかできず、時には暴力的になったり、信用できないかもしれない大人の顔色を伺う日々が続きます。それを職員の方が全身で受け止め、笑顔を取り戻すための暮らしを積み重ねていくのです。

先生は「やはりどんなに愛情を注いでも、本当の意味での親にはなれない」とも語ってくださいました。でも親にはなれないからこそ、150％で子どもたちと向き合わなければいけないと、職員の方は大きな責任とともに、24時間体制で子どもたちに愛情を注ぎ、溢れる笑顔を向けてくださっています。

子どもたちを24時間支え続ける
職員の方の厳しい現状

24時間体制で子どもたちに向き合い、子どもたちが安心・安全に成長できる居場所を守る職員の役割は、精神的にも肉体的にも大変な重圧の掛かる仕事です。

新卒で施設に入職しても離職率が高いのが現状で、それでも施設と先生を必要とする子どもは増えるばかり。子どもたちをそばで支える施設の方々をサポートすることも支援の形だと、私たちは考えます。

子どもたちが夢と希望を抱ける未来のために

全ての子どもたちが平等に、すこやかに成長できる社会づくりは、私たち大人が取り組むべき課題ではないでしょうか？ビーグレンは「今、私たちにできることは何か？」を見据えながら支援の形を考え、行動に移していきたいと願っています。

チャリティーセールは、ビーグレンがこれからも継続していく支援活動の一部です。

「子どもたちが夢を持ち、希望を抱ける未来」のためのお手伝いにご賛同いただける方は、ぜひご協力をお願いいたします。