皮こそ宝庫!ぶどうは丸ごと、美のパワー

秋の味覚といえば「ぶどう」。実は、皮ごと食べれば”超優秀な美容食材”になるってご存知ですか?
まだまだ皮は残す人も少なくありませんが、近年は品種改良もすすみ、タネ無しで皮ごと食べやすいぶどうも増えています。“皮”こそが美容のカギ。残すなんてもったいない!今回は、ぶどうの美容効果を丸ごとお届けします。
ぶどうに含まれる主な栄養素

シャインマスカットなど夏から出回る品種もありますが、やはり秋のフルーツといえばぶどう。そのまま口に運べる手軽さもあり、食べたい時にスナック感覚で楽しめる秋の味覚です。そんなぶどうには、美容や健康を支える栄養素がしっかり含まれています。
・ブドウ糖
炭水化物の一種で、脳や体を動かすための大切なエネルギー源。疲労回復にも効果的。
・βカロテン
体内でビタミンA(レチノール)に変換され、皮膚や粘膜をすこやかに保つ働きがある。
・カリウム
体の余分な塩分を排出し、血圧の上昇を抑えるとともに、老廃物の排出を促して、むくみを防ぐ。
実は“皮”こそ、美容成分の宝庫!

ぶどうの栄養成分で見逃せないのが、体の老化防止に欠かせない抗酸化作用を持つ「ポリフェノール」。美容好きなら毎日でも摂りたいアンチエイジング成分です。
ところが、ぶどうのポリフェノールは果肉にはほとんど含まれず、その多くが皮と種子に集中しています。つまり、丸ごと食べてこそ、美容の恩恵をしっかり受けられるというわけです。
さらに、皮には腸内環境を整える食物繊維も豊富です。最近は皮が薄く開発された品種も出回っています。美容のためにも、ぜひ丸ごとパクッといただきましょう!
皮はやっぱり食べづらい…。そんなときの救世主!

ぶどうの皮はもちろん食べることができますが、そうはいっても、皮が厚いと食べにくいもの。そんなときのお助けが、「干しぶどう」です。
干しぶどうは皮ごと乾燥させたドライフルーツ。乾燥によってポリフェノールを始め、全ての栄養がギュッと凝縮されたスーパー栄養食材でもあります。生の皮が苦手な場合は、小さな粒でも栄養豊富な干しぶどうがおすすめです。
ただし、栄養が豊富な分、カロリーも高いため、食べ過ぎには注意が必要です。カリフォルニアレーズン協会では、一日の目安として、約30g(50〜60粒程度)を推奨しています。
ポリフェノールたっぷりの美肌スナック
「サワー・フローズン・キャンディ・グレープ」のレシピ

アメリカで大人気のサワーキャンディを、皮ごと食べられるぶどうでヘルシーにアレンジ。抗酸化作用のあるポリフェノールや美容に欠かせないビタミンCも一緒に取ることができる美肌スナックです。冷凍庫で約3ヶ月ほど保存できるので、小腹を満たす罪悪感のないおやつにぴったりです。
サワー・フローズン・キャンディ・グレープ 材料<作りやすい分量>
- ぶどう(大粒で皮が薄いものがよい)・・・2カップ
- ライム(またはレモン・オレンジなどお好みで)・・・1〜2個
- 三温糖(またはケーンシュガー、グラニュー糖、はちみつ、メープルシロップなど)・・・適量
<作り方>
ぶどうを房から外し、よく洗って水気を拭き取る。
ボウルにぶどうを入れ、ライムを絞り入れて全体にからめる。
ぶどうを一粒ずつに、三温糖を満遍なくまぶす。
クッキングシートを敷いたバットに重ならないように並べ、冷凍庫で2〜3時間凍らせたら出来上がり。
シュガーの代わりに市販のゼリーの素でコーティング。透明感のあるガラス細工のような美しいスナックに変身!
美味しくて簡単につまめるから、食べ過ぎには注意を!

ナイフで皮を剥いたり、カットしたりするフルーツは、朝や仕事の合間に食べるには、少し面倒だったりします。その点、手軽につまめて美容効果も期待できるぶどうは、忙しい女性の味方!この季節に積極的に食べておきましょう。
なかでもおすすめは、皮が薄く食べやすいシャインマスカット。高級なイメージですが、今年は暑さの影響で例年より安価で出回っているそう。旬の今こそ、ちょっと贅沢に美肌ケアを楽しんでみるのもおすすめです。
ぶどうは栄養豊富ですが、糖分も含まれるため、一日200gを目安に食べ過ぎには気をつけて!
参考:
https://fooddb.mext.go.jp/
https://www.raisins-jp.org/
https://essycooks.com/sour-frozen-candy-grapes-healthy-viral-recipe/?utm_source=chatgpt.com
