移動式サロン「2Gether Beauty（トゥゲザー・ビューティ）」で叶える“わたし”の時間。アラさんインタビュー＆施術体験レポート【インタビュー編】

2025年6月13日
ライフスタイル

“自分に戻れる時間”を届けたいと誠実に語るアラ・ホンさん

LA（ロサンゼルス）郊外に位置するOC(オレンジカウンティー）・IRVINE（アーバイン）、その閑静な住宅街に停車した1台のトレーラー。その中に一歩足を踏み入れると、まるでリゾートスパのような、アロマの香りが広がる落ち着いた空間が広がります。ここは、移動式エステサロン「2Gether Beauty（トゥゲザー・ビューティ）」のフェイシャルトリートメント専用ビューティーバン。迎えてくれるのは、まるで少女のような屈託のない笑顔が可憐なアラ・ホン（Ara Hung）さんです。

アメリカ版『b.glenish！』は、自分らしく輝く女性に着目し、インタビューを通して、彼女たちの生き方や美しさの秘訣をご紹介しています。

OC(オレンジカウンティー）エリアを中心に移動式エステというユニークなビジネス形態の創設者の一人であり、施術者でもあるアラさん。独自のビジネスモデルや「確実に効果を実感できる」というフェイシャル施術、さらに彼女自身の美しさについて伺いました。今回は、ビーグレンご愛用者である香さんがその施術を体験。その様子を密着レポートし、前編『インタビュー編』、後編『施術編』として2回にわたってお届けします。

妻でも母でもなく、“自分に戻れる時間”を届けたい

トレーラーを初めて拝見して思わず「うわっ、可愛い！」と叫んでしまったのですが、中に入らせていただくと広々として落ち着いた空間ですね。トレーラーというユニークなサロンスタイルに至った経緯について教えてください。

アラ

サロンに入っていただくと驚かれるお客様が多いんです。想像している以上に車内が広く、ゆったりとした時間を過ごせると仰っていますよ。

私は、エステティシャンとして5年以上のキャリアを持っていますが、トレーラーというサロンスタイルは、私の周りにいる多くの女性たちから発想を得ています。

仕事上の立場や役職に徹していたり、妻として、母として毎日休みなく動き回って、“自分を後回し”にして頑張っている彼女たちを見て、だったら、こちらから「癒し」を届けに行こうと思ったんです。サロンに通う時間がなくても、トレーラーが自宅の前に来てくれたら、ほんの1時間でも誰のためではない“自分自身”に戻れるはず。そんな思いからスタートしました。

サロンの心地良さは、帰路においても

トレーラーの前で。左：ビーグレン愛用者の香さん　右：アラさん

美容業界で「固定店舗を持たない」という発想は革新的ですね。実際にどのような方が利用されているのですか？

アラ

さまざまな方にご利用いただいていますが、やはり主婦の方が多く、40代のお客様が中心となっています。

ご自宅の前で施術を受けられてから、定期的にご予約いただくことが多いですが、例えば、旦那様やお子さんがサッカーなど、スポーツのクラブ活動をされている間に、そのグラウンドの側でお友達同士で施術を受けられることもあります。また、ホームパーティでゲストの方々が順番に受けられるなんてケースもあるんですよ。

トレーラーというプライベートな空間ですからリラックスしていただけますし、「空き時間を利用できて楽チン！」と喜んでいただいています。

イベントとしてお友達同士で施術を受けるって、とっても楽しそう！サロンで施術を受けて、そのまますっぴんで家に戻れるというのはうれしいですね！私もエステ直後にメイクをしてしまうと、勿体無いような気になることがあります。施術後の自宅まで運転など帰宅時の手段を考えなくてもいいのも移動式サロンの大きなメリットですね。

フェイシャルを軸に、多彩なプロの技術がつながる未来へ

「モバイルビューティープラットフォーム」の実現へ。アラさんの笑顔が眩しい！

アラ

ご希望の場所で気軽にエステ施術を受けていただけることはお客様にとっても、施術する私たちにとっても便利で楽しいことなんです。

まさに「美容施術の出前」！スポーツグラウンド、公園、オフィス、自宅前とどこでもサロンになってしまう。多くの需要があるのも頷けます。現在、提供されているサービスはフェイシャルトリートメントですか？

アラ

はい、今はフェイシャルを中心にしていますが、今後はネイル、アイラッシュ、ボディマッサージなど、専門ごとのトレーラーもつくっていきたいと思っています。現在は台湾系アメリカ人のお客様が多いのですが、さらに多くの方々にご利用いただけるようにPRにも力を入れていく予定です。

最終的には、熟練の美容家や施術者たちが集う「モバイルビューティープラットフォーム」をつくりたいんです。お客様はスマホのアプリで予約するだけ。あとはご自宅で待っているだけで、信頼できるプロの技術が届く。まるでアマゾン（Amazon）のような感覚で、頭から爪先まで総合的な美容施術を楽しんでもらえたらと願っています。

すでに今後の展開への構想は広がっているんですね。エステティシャンやネイルアーティストなど施術を行う方々にとってもサービスを提供できる場が増えますね。

アラ

そうなんです！実は「2Gether Beauty（トゥゲザー・ビューティ）」のエステティシャンはママが多いのですよ。出産後、従来のサロンで働くのが難しい方でも、このトレーラーなら柔軟に働けます。店舗や自宅などのスペースを考慮せずに、ライフスタイルに合わせて予約が取れるのも利点です。時間的に制約のある女性たちに、新しい働き方の選択肢を提供すること、それも私たちのビジネスにおいて重要な役割だと思っています。

「2Gether Beauty（トゥゲザー・ビューティ）」のエステティシャンとして最も大切なのは、お客様を心から大切に思えるかということ。エステティシャンが幸せに働けることが、最終的にお客様の満足にもつながると信じていますから。そのためには力を尽くしています。

皆、プロのエステティシャンですが、私たちの研修では、技術力に応じて2〜4週間かけて、私たちにしか提供できない独自のマッサージ技術、力加減のポイント、お客様へのおもてなし、施術の前後のお出迎えやお見送りの所作まで細かく指導します。特に力を入れているのは、フェイシャルリフティングに代表される「深層ケア」のマッサージ技術です。エステティシャンに応じて、またお客様のご要望に応じて、手順が全く同じである必要はないですが、押さえるべきツボは統一しています。

「効果」が見えるパーソナライズされた施術

施術に使用する製品は効果を実家できる厳選アイテムだけ

深層ケアのマッサージ技術をぜひ体感してみたいです。お客様の肌は一人一人異なり、求められる施術もさまざまかと思いますが、どのように施術をされていますか？

アラ

初めてお客様にお会いしたときには、まず肌状態を確認しながら、丁寧なカウンセリングを行っています。洗顔料をはじめ、どのようなスキンケア製品を使っているか、アレルギーはないか、食生活などを細かく伺います。その上で肌診断を行い、乾燥やシミ、しわ、たるみなど、肌悩みに合わせて使用する美容液をカスタマイズし、施術内容も時間配分を含めて個別に設計します。ですので、メニューとして、例えば「フェイシャルリフティング」であっても、そのお客様のために組み立てられた施術になるのです。

お客様の肌悩みに応じた「パーソナライズされた施術」ということですね。

アラ

その通りです。施術で使用する製品の成分にもこだわっています。お客様は敏感肌の方も多いので、安全性は最優先。もちろん目に見える効果が実感できることも絶対条件です。効果の得られない製品は使用しません。必ず自分の肌で試して、効果を実感できるものだけを厳選して施術に使用しています。

「安全性」はもちろん「効果」があってこそ、製品として価値がある。まさにビーグレンの製品に通じるところです！

アラ

「2Gether Beauty（トゥゲザー・ビューティ）」をご予約いただいたそのときから帰宅後のケアまで、お客様に心から満足いただきたい一心で取り組んでいます。

ご予約の取りやすさ、お客様の望む場所へ移動するサロンスタイル、体も心も癒される空間づくり、結果が見える施術内容、得られた結果を維持するホームケアへのアドバイスなど、一貫してお客様に喜んでいただくことを念頭にブラッシュアップしながら、現在に至っているのです。

私たちにとってお客様のお役に立てたと感じる瞬間こそが何よりの喜びなのですから。そういう意味でも、ビーグレンの「お客様をまず第一に考える」ブランド理念には深く共感しています。

洗顔はスキンケアの最重要ステップ。“過ぎない”洗浄がカギ

アラさんお気に入り！クレイウォッシュとQuSomeナノオフクレンジング

ビーグレンの掲げるブランドコンセプトに共感いただけるのはうれしいですね。ビーグレン製品でお気に入りのものはありますか？

アラ

クレイウォッシュが大好きです。洗顔ってスキンケアの“入口”、最も大切なステップです。メイクや皮脂の汚れが残っていると、どんなに効果が実証されている美容成分を塗り込んでも、きちんと肌には届きません。だからといって、洗浄力の高過ぎる洗顔料を使用すればいいかというと、自らつくり出している良質な皮脂まで落としてしまい、肌のうるおいが奪われます。

私のお客様にはいつも、洗い過ぎず、でも落とすべきものはちゃんと取り除くことのできるバランスのいい洗顔料を使ってとアドバイスしています。私の洗顔に対する思い入れは、クレイウォッシュの設計思想と重なり、まさに私のこだわりを製品化しているアイテムですね。