おすすめは「ふんどしショーツ」!? 冬こそ、締め付けない下着を!

2年に及んでいるコロナ禍。私たちのライフスタイルは大きく変化しました。ファッションの一部でありつつ、体を守る生活必需品でもある下着選びにも変化がありました。おうち時間が長くなったことで、ノンワイヤーのブラジャーが飛ぶように売れたり、ふんどしショーツをはく女性が増えたり、優しい肌触りにこだわったり。結果、聞こえてくるのが「冷えやむくみが改善された」という声です。下着でそんなに体が変わるものなのでしょうか?答えは「YES」!締め付けない下着について紹介します。

 

コロナ前から始まっていた「エフォートレス」の流れ

おすすめは「ふんどしショーツ」!? 冬こそ、締め付けない下着を!

ファッション用語として定着している「エフォートレス」。もともとは「努力を必要としない、軽々とやってのけること」を意味する言葉ですが、ファッションでは無理のない肩肘をはらないスタイルを表現するときに使います。ワイド&ビッグシルエットはその一つですが、たとえボディコンシャスなファッションも今や主軸は“私”。 他者を意識して「セクシー」に見せるというより、私が心地よく快適で楽しくいられることが重視されています。

また「ボディ・ポジティブ」から派生した「ボディ・ニュートラル」という考え方もすっかり広がりました。ポジティブとニュートラル。「自分の体を愛しましょう」という考え方は同じですが、愛し方が異なります。

ボディ・ポジティブは体型など「見た目を愛しましょう」という意味合いが強いのに対して、「無理にポジティブにならなくてよし」とするのがボディ・ニュートラル。「それよりも呼吸とか食事とか運動とか。体が働くからこそできることに着目しよう」というものです。ひらたくいうと「脚が太くたっていいじゃない」がボディ・ポジティブ。「どこへでも出かけていける脚に感謝」がボディ・ニュートラルの考え方というわけです。

コロナ禍で解放された女性の体

さて現実は?コロナ禍を体験した今となっては、どこへでも出かけていける脚どころか、外出ができることに感謝の気持ちでいっぱいですが、「おうち時間が増えたことによって女性の体はかつてないほど解放された」ともいわれています。ベルトでウエストをマークしたり、ワイヤーブラでしっかりカタチを整えたり、ガードルをはくことが少なくなったからです。

もちろん、下着には女性のボディラインを美しく見せる働きがありますから、今ここで下着の補正力を否定するつもりはありません。しかし、締め付けの多い下着は持続的に皮膚にストレスを与えているのも事実。なぜなら、皮膚は感覚器の一つだからです。本人は「このくらいは平気」と我慢できても、皮膚感覚は触覚(何かが接している)、圧覚(押されている)などの信号を常に受け取っています。その結果、血行不良や自律神経の乱れ、代謝の悪化などが生じてしまう場合があるのです。

締め付けがもたらす、具体的なダメージ

おすすめは「ふんどしショーツ」!? 冬こそ、締め付けない下着を!

締め付けは血流を遮り、血行不良を引き起こします。血行不良は冷え、むくみ、便秘、肩こり、頭痛、吐き気、肌あれなどの原因の一つです。また体が冷えることで基礎体温が下がり代謝もダウン。太りやすい、痩せにくい体にもなってしまいます。代謝不良は自律神経や女性ホルモンバランスの乱れにもつながります。生理不順、生理痛がひどくなる、イライラ、女性特有の疾患の原因となる可能性もあります。

また、締め付けはリンパの流れも阻害します。リンパが滞れば老廃物もたまります。代謝が落ちるだけでなく肌荒れや体の老化などを引き起こしてしまいます。血行不良、リンパの停滞、代謝不良、自律神経や女性ホルモンの乱れ。「まさか下着でそこまで?」と思うかもしれませんが本当なのです。

姿勢やボディラインのくずれ、黒ずみにも!

ボディを保護しながらラインを美しく整える。そのためにつけている下着が、締め付けが過ぎると逆になってしまうことがあります。締め付けから解放されたいために無意識に姿勢をゆがめていたり、きついショーツをはき続けているとお尻の形が崩れて段ができたり。ショーツの鼠蹊部のゴムの食い込みは、刺激が強すぎると痛くなったりかゆくなったりします。繰り返し擦れることでかぶれてしまうこともあります。また、色素沈着を起こして黒ずみも濃くなります。さらに黒ずんだ部分の皮膚がザラザラしてしまうこともあるのです。

締め付けの強い下着を着けていない?

ブラよりも無頓着になりがちなのがショーツです。サイズ展開がブラほど細かくなく、はき心地の感覚だと、多少きつくても慣れてしまってそれが普通になってしまうからです。また、体重が変わらなくても加齢でフォルムは変わります。内臓脂肪が増えたり体幹が緩んだりするからです。体重が増えなくても昔の服が着られなくなったのに、ブラジャーのサイズはずっと同じだと思っている方も少なくはないのでは?

【下着の締め付け度チェック】

ブラジャー編 ショーツ編

◽︎ブラをはずすとラク

◽︎肩紐が痛い

◽︎食い込んでいる

◽︎段になっている

◽︎無意識にアンダーを直してしまう

◽︎かゆみや不快感がある

◽︎はずした時に跡がくっきり

◽︎サイズを図ったのは1年以上前

◽︎アンダーの黒ずみが気になる

◽︎脚の付け根に食い込む

◽︎脚の付け根のゴムが痛い

◽︎脱いだ時にゴムの跡がくっきり

◽︎裾がずり上がって二段尻

◽︎鼠蹊部の黒ずみが気になる

締め付けがNGなら、ゆるゆるの下着をつければいい?

チェックの結果はいかがでしたか?いろいろ分かってくると「ちょっときついけど、まぁ、いいか!」ではスルーできないという気になってきますよね。一方で「いくら締め付けないのが体に良いからって、補正して素敵に洋服を着こなしたい」「下着にはバストやヒップの垂れを防ぐ働きだってあるじゃないか」という声も聞こえてきます。

そこで、一つの提案として「家の中にいるときや寝るときは締め付けを限りなくゼロに近づける」ことをおすすめします。理想は外にいる時も週に一度か二度は、緩めの服を着て外出中も体をリラックスさせてあげることですが、短時間でも体をとことん解放することは美容にも健康にもメンタルにもプラスに働きます。

たとえば、寝るときのナイトショーツや、おうちでのリラックスショーツとして、ウエストと鼠径部に締め付けのないタイプは良き選択です。その代表といえるのが、ふんどしパンツ(ふんどしショーツ)と呼ばれるもの。「ふんどし女子」という言葉も生まれるくらい、密かな人気です。初めは落ち着かないかもしれませんが、体は正直。鼠蹊部解放の心地良さは体験する価値ありです。股上がへそ下で、骨盤の輪にひっかけてはくデザインなら腸への圧迫も少なくなります。

しかも一見、寒そうですが実は冷え症やむくみやすい人にこそおすすめとされています。鼠蹊部を締め付けないことで血液やリンパの流れが良くなるからです。実際、皮膚の表面温度が上がるという報告もあり、体が冷えないどころか朝起きたときに体の軽さを感じる人もいます。鼠蹊部にゴムがないメリットは偉大です。

通気性はカンジダの予防にも

さらに、ふんどしパンツははくとギャザーが寄るので、デリケートゾーンと生地の間に空間ができます。この空間が通気性にひと役買ってくれます。ショーツの蒸れによる不快感は経験済みだと思いますが、デリケートゾーンが密着したショーツ内は、菌にとって絶好の繁殖場所。カンジダ菌も温かく湿った場所が大好きです。蒸れが起きにくくなればかゆみもなくなり、かぶれなども改善されます。

それとバストの形がそれぞれのように、デリケートゾーンの形やハリもそれぞれ。ヘルペスができてしまうこともあります。人には言いづらい陰部の悩み。ショーツとの“こすれ”問題にもふんどしパンツは有効といわれています。

ちなみに、ふんどしパンツは男性にももちろん良いそうです。本来、男性の性器はぶら下げておくものだから。聞くに、ぶら下げて体から離し、性器の体温を下げておくのがナチュラルな状態なのだそうです。

つい掻きたくなってしまう人は化繊負けの可能性も

おすすめは「ふんどしショーツ」!? 冬こそ、締め付けない下着を!

思い当たることはありませんか?まずは今夜、お風呂に入る前に下着を外したときに、肌の状態をチェックしてみてくださいね。裸になると、つい掻きたくなってしまう人は、締め付けだけでなく、化繊負けしているかもしれません。化繊負けは化学繊維が肌に合わないことが原因で、下着が皮膚に接触したときに皮膚が炎症を起こしてしまうことも。肌が弱い方はオーガニックコットンなど天然素材を身に着けるようにするのもおすすめです。肌に直接触れるものに対しては“自分ファーストの肌感覚”を優先しましょう。

マッサージを取り入れると、効果実感はよりUP!

最後にボディマッサージについて触れておきましょう。体を解放することで促進される血行やリンパの流れ。外側から内側へ、下側から上側へと向けた動きを意識しながら、両手でボディを両手で優しくマッサージすることで、流れはよりスムーズになります。そして選ぶなら、保湿成分がたっぷりで肌にハリを与えるマッサージクリームを!ビーグレンの「ボディマッサージクリーム」は、うるおいのあるしなやかな肌へ導くボディクリームです。

体も心も解放できる下着を

いかがでしたか?ちょうど年も明けたところで、新しい下着に買い替えている方も多いはず。今年は体を締め付けないことを意識して、肩の力を抜いた自然体のライフスタイルを目指してみませんか?体も心も解放することで、肌・体・メンタルの調子が上向きになることをぜひ実際に体感してみてください。「たかが下着」とは侮れない驚くべき効果を実感できますよ。

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