ビーグレンは事業活動を通じて、地域や社会に幸せを届けるブランドでありたいと考え、さまざまな支援活動に取り組んでいます。今回は、ビーグレンの本社があるアメリカ・カリフォルニアで、製品の寄贈を行いました。寄贈先は、ロサンゼルスのリトル東京を拠点に活動する「リトル東京サービスセンター(以下、LTSC)」です。

きっかけは、今年の夏に開催された日系コミュニティのお祭り。LTSCのブースでスタッフの中村良子さんと出会い、活動についてお話を伺ったことから、今回の支援につながりました。

リトル東京サービスセンターとは?

LTSCは1980年、日系人の活動家たちによってリトル東京に設立された非営利団体です。日系人・日本人をはじめ、周辺地域に暮らすアジア系・低所得層の方々まで、年間およそ10,000人に支援を届けています。地域住民への福祉サービスや、低所得者向けの住宅支援、世代を問わず利用できる「寺崎武道館」の運営なども手がけ、40年以上にわたって地域に寄り添った活動を続けています。

現場で伺った、女性たちの話

LTSCでコミュニティ・エンゲージメント&エデュケーション・マネージャーを務める中村さんによると、支援を受ける方の男女比は全体ではほぼ半々ですが、高齢者サービスでは約8割を女性が占めているそうです。

お話の中で印象的だったのが、セルフケアに対する考え方です。「自分を大切にする」ということが、文化によっては「わがまま」と捉えられることもあり、頑張り続けることを美徳として、自分自身を後回しにしてしまう人も少なくないといいます。

中村さんが例に挙げてくれたのが、飛行機の緊急時に使う「酸素マスク」。まず自分にマスクをつけてから、隣の人を助ける。それと同じように、自分自身が心身ともに健やかでいることが、誰かを支える力にもなるのです。

周囲を思うからこそ、自分を後回しに

アメリカで暮らす日系・日本人の家庭では、世代による価値観の違いが表れることもあるそうです。親世代が大切にしてきた「家族なのだから、支え合うのが当然」という感覚と、アメリカで育った世代の「個人としてできる範囲で手伝う」という感覚。家族を思う気持ちは同じでも、文化的背景の違いからすれ違いが生まれることがあります。

また、昨年はじめにロサンゼルス近郊で起きた大規模な山火事の被災者を支援した際にも、「自分より、もっと大変な人がいるから」と、自身も大きな被害を受けながら支援を遠慮する方が少なくなかったといいます。

実際に、LTSCが発行する年次報告書にも、支援を受けた被災者の方の声が紹介されています。 「最初は、この支援を受け取れないと思いました。でも、コミュニティは大切です。LTSCからのサポートは、誰も一人で困難に立ち向かう必要はないのだと、私たちに教えてくれました」。

家族や周囲の人を大切にするからこそ、自分のことは後回しにしてしまう。中村さんのお話から、そんな共通点が見えてきました。

一方で、世代を超えてつながる瞬間もあります。寺崎武道館では、かつて日系人バスケットボールリーグで活躍した祖父と、その息子、そして1歳になったばかりの孫娘が、同じコートで時間を過ごす光景も見られるそうです。すれ違いがあると同時に、そうやって世代をつなぐ場所があることも、LTSCの支援の一部なのだと感じました。

セルフケアのひとときをお届けしたい

こうしたお話を伺い、今回私たちが寄贈したのは、まつ毛美容液とボディケアクリームの2種です。

単体で使いやすく、手軽に取り入れられることに加え、日々の基礎化粧とは少し違う「ちょっと特別なセルフケアのひととき」を感じてもらえるアイテムとして選びました。今回の寄付先は、生活の土台となる衣食住を整えたうえで、新しい生活への一歩を踏み出そうとしている方々です。だからこそ、必要最低限のものではなく、「自分のために」という気持ちを後押しできるようなアイテムを届けたいと考えました。

7月29日、ビーグレンスタッフがリトル東京のLTSCオフィスを訪れ、直接製品をお渡ししました。後日、中村さんから届いたメールには、「クライアントさんの喜ぶ顔が浮かぶ」「ひとときの癒しになる」というスタッフの方々からの声が。さっそく製品をクライアントの方へ手渡してくださったそうです。

化粧品会社として、これからできること

今回のLTSCへの訪問を通して改めて感じたのは、自分を大切にすることのハードルは、文化や置かれた状況によって異なるということでした。 ビーグレンは、日本ならではの丁寧なスキンケアの発想を、アメリカ・カリフォルニアを拠点に世界へ届けてきたブランドです。

「Born in California, Rooted in Japan」

二つの文化の間で育ってきた私たちにとって、LTSCが支える日系・日本人コミュニティの存在には、どこか重なるものがあります。スキンケアをはじめとするセルフケアは、ときに後回しにされがちなもの。だからこそ、ほんの少しでも「自分を大切にする時間」を届けることが、私たちにできる支援のひとつなのかもしれません。

ビーグレンはこれからも、私たちだからこそできる形を考えながら、地域や社会への支援を続けていきます。

Little Tokyo Service Centerについて
アメリカ・ロサンゼルスのリトル東京を拠点に、地域に暮らす方々の生活を支えるLTSC。活動の詳細や、これまでの取り組みについては、公式サイト(英語)でご覧いただけます。
Little Tokyo Service Center:公式サイト www.LTSC.org

 

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