毛穴レスな肌を手に入れるスキンケアの4大ポイント!

顔の毛穴の数は約20万個といわれています。その数は生まれたときからほぼ一定で、増えていくものではありません。それなのに、「増えた」と感じるほど目立ってくる毛穴。毛穴レスな肌を叶えるためには、まずは自分の毛穴のタイプを見極めることが大切です。そこからスタートをする、毛穴の目立たない肌を手に入れるためのスキンケア4大ポイントをお知らせします。

 

ポイント1:毛穴には3つのタイプがある!自分の毛穴タイプを見極めよう

毛穴レスな肌を手に入れるスキンケアの4大ポイント!

「老人性色素斑」に「肝斑」などシミに種類があるように、毛穴にも3つのタイプがあります。まずは鏡の前で自分の毛穴を観察してみましょう。自分の毛穴のタイプを知らずに、お手入れのポイントを見誤っている人もいます。恐ろしいかもしれませんが、拡大鏡を使えばタイプの違いは一目瞭然。タイプの異なる毛穴が共存していることもあります。

タイプ1 ぽっかり丸く開いた「開き毛穴」

頬や鼻に多いのがこのタイプ。「開き毛穴」です。原因は過剰な皮脂。皮脂は毛穴の奥にある皮脂線で作られるので、毛穴から出ていくしか道はありません。分泌が過剰になれば、外に出たがる皮脂によって毛穴が開いてしまうのは当然です。オイリー肌でなくても、皮脂の分泌量は思春期から増し、20代前半がピーク。個人差はありますが、毛穴が目立つと気になり出した時期と重なってはいませんか?

一方、30代以降になると乾燥肌なのに毛穴が気になるという人が増えてきます。肌の水分不足が続くと、水分の蒸発を防ごうと皮脂が過剰分泌されやすくなるからです。そもそも毛穴はキメとキメの間のくぼみに存在するものなので、うるおいが足りずに肌がしぼんで毛穴が目立ってしまうこともあります。

タイプ2 ポツポツ感、ザラザラ感のある「詰まり毛穴」

皮脂と古い角質が混ざり合った角栓が、毛穴に詰まった状態です。顔の中でも皮脂の分泌が盛んなTゾーンやあごに現れやすく、初めは白い角栓も徐々に空気に触れると酸化して黒いポツポツへと変化。ザラザラ感は、毛穴から角栓が飛び出している状態です。「イチゴ鼻」との別名も。

タイプ3 楕円型、または涙型の「たるみ毛穴」

こめかみを引っ張ると頬の毛穴が消えるのがこのタイプ。肌の緩みによって頬の内側に目立って現れます。丸かった開き毛穴が楕円になり、加齢によって肌のハリが失われ、たるみが進行すると涙型へと変化していきます。重力に負けた毛穴です。

自分のタイプは分かりましたか?毛穴の悩みは大概タイプ1の「開き毛穴」から始まり、他の3つのタイプに枝分かれしたり、混在したりして、存在感を放ってしまいます。そしてタイプが違えば、お手入れも異なります。間違った毛穴ケアは、毛穴の開きをより悪化させる要因となることを心に留めて読み進めてください。

ポイント2:毛穴を目立たせる行為を見直すことが毛穴ケアの第一歩

毛穴レスな肌を手に入れるスキンケアの4大ポイント!

スキンケアの基本である洗顔も、洗えばいいというものではなく、化粧水や美容液もつければいいというものでもありません。大切なのはどのようにつけるか(How to)です。次にお知らせする毛穴を目立たせる行為のあれこれ、無意識にやっていませんか。タイプ別に見ていきましょう。

「開き毛穴」

【心当たりをチェック!】
・洗顔のすすぎは、熱いお湯やシャワーを使う。
・ベタつく気がして、化粧品の量を控える(特にオイリー肌の人)。

【チェックポイントのある方はこう改めて!】
◎32~33℃のぬるいお湯で丁寧に洗い流す。
◎化粧品の適量を再確認する。

 

「これくらい平気だろう」と思いがちなのがお風呂と同じ42℃以上のお湯でのすすぎ。でも肌にとって体温以上は熱湯です。熱湯は皮脂を取り過ぎてしまうだけでなく、肌のうるおいを守るのに必要なセラミドなど天然保湿因子(NMF)の流失も招きます。セラミドやNMFは肌質に関係なく必要なものであり、また大人のオイリー肌はうるおい不足が原因で、肌が水分を保つために必死に皮脂を分泌している場合が少なくありません。保湿は「少し過保護」なくらいがベストバランスです。

「詰まり毛穴」

【心当たりをチェック!】
・汚れや角栓が気になるので、ゴシゴシ洗っている。
・爪や毛抜きで角栓を押し出したり、毛穴パックをよく使ったりする。
・朝の洗顔はすすぐだけ。

【チェックポイントのある方はこう改めて!】
◎洗顔前に20秒程ホットタオルを当てて、毛穴を開かせる。
※この一手間で、毛穴の汚れをスッキリオフできます。
◎角栓はスキンケアで対処する。
◎朝も夜も洗顔料を適量使って、指先で優しくクルクルと汚れを浮かせるように洗ってから、十分にすすぐ。

 

本来は毛穴に角栓ができても、ターンオーバーとともに剥がれ落ちます。しかし、自然に剥がれずに溜まってしまう原因は主に2つ。一つはメイクがきちんと落ちていなくて邪魔をしている場合です。もう一つは角栓を無理に剥がすこと。爪や毛穴パックで無理に剥がすと、肌は「皮脂が足りない」と判断し、新しい角質や皮脂をもっと多くつくり出そうとします。「角栓取りが楽しくてやめられない」という人がいますが、毛穴を目立せる行為そのもの!余計に溜まりやすくなるだけなのです。

「たるみ毛穴」

【心当たりをチェック!】
・メイクもスキンケアも、つい手に力が入ってしまう。
・紫外線対策は夏以外あまりしていない。

【チェックポイントのある方はこう改めて!】
メイクもスキンケアも徹底的に優しさを意識して行う。
※マッサージを習慣にするとより効果的です。
一年中紫外線対策をする。

 

エイジング現象でもある「たるみ毛穴」は、日々の地道なケアで肌の土台を回復させることが大切です。肌のハリや弾力キープに効果的な化粧品を選ぶのはもちろんですが、できるだけ皮膚を動かさないような優しいタッチでお手入れを続けること。たるんだ肌は簡単に動きます。それだけ毛穴も伸びやすいということです。また、年間を通して降り注ぐUV-A波は、肌の奥のコラーゲン繊維を傷つけ、結果毛穴を支え切れなくなり、楕円や涙型の毛穴へと化していきます。

ポイント3:共通&タイプ別毛穴ケアはコレ!

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【3タイプ共通】

1. 洗顔→化粧水→美容液→ゲルorクリームの順でお手入れを進めましょう

人が感じる印象にも、大きく関係している毛穴。きれいな服を着ていても、毛穴が黒ずんでいたり、あごの毛穴がザラついたりしていたら不潔な印象です。また、頰の毛穴が涙形に緩んでいたら、そこに人が投影するのは、疲れた印象です。そんな毛穴ケアの基本となるのはタイプに関係なく、“汚れを詰まらせないこと”。優しいタッチで丁寧に毛穴の汚れを落とし、すすぎはぬるま湯で行いましょう。「詰まり毛穴」タイプは、洗顔の前にホットタオルを20秒ほど当てて毛穴を開かせると汚れ落ちがグッと良くなります。

そして、化粧水はケチらずに、十分に保湿して、ゲルやクリームで保護しましょう。このステップは3つの毛穴タイプに共通するお手入れです。毛穴が詰まりやすいオイリー肌の人は、不要な皮脂や汚れを吸着して落とすクレイ系のマスクをプラスするのもおすすめです。透明感も上がります。

2. 頼りになる毛穴対策成分は、ビタミンC!

毛穴ケア用としてさまざまな化粧品が販売されていますが、毛穴ケアに最も有効な成分といっても過言ではないのが、全ての毛穴タイプの方に使用できるビタミンCです。ただし、どんな化粧品にもいえることですが、すぐに劇的な効果が見られるということはありません。大切なのは効果を感じるまで継続して使うことです。ぜひ「ビタミンC誘導体」という形で配合された化粧水や美容液を毎日のお手入れに取り入れてみてください。「ビタミンC誘導体」は、酸化しやすく不安定な性質のビタミンCの安定性を高めて、肌への浸透力もアップさせた美容成分です。

【タイプ別アドバイス】

もう一手間のケアが必要な「メラニン毛穴」と「たるみ毛穴」

毛穴のトラブルでありながら、「メラニン毛穴」の正体はシミ。ビタミンCにも美白効果は期待できますが、ブライトニング成分を含むクリームをプラスしましょう。またこの毛穴タイプは、日焼け止めをしっかり塗ってメラニンをつくる最大の要因となる紫外線から肌を守ることも大切です。

一方、「たるみ毛穴」は毛穴だけにフォーカスするのではなく、弾力のある肌を育むお手入れが必要です。例えば、マッサージ美容液を使ったリフトアップマッサージ。サロンの施術にも必ずマッサージがつくのは、それだけ効果が高いからです。ほうれい線が気になる方にもおすすめです。そしてお手入れの最後は保湿クリームで保護。日中は、日焼け止めを塗って紫外線から肌を守りましょう。たるみの原因となるUV-A波は、冬や曇りの日であっても夏場とさほど変わらないほどの紫外線量です。一年を通したケアが必要なのです。

ポイント4:スキンケア製品の効果を出すための3つの注意点

毛穴レスな肌を手に入れるスキンケアの4大ポイント!

スキンケア製品の落とし穴、それは使っていることに満足してしまうことです。 有効成分も肌に浸透させてこその効果。表面に適当に乗せるだけのお手入れでは宝の持ち腐れになってしまいます。

1. 使用量はケチらず、基準に忠実に

スキンケア製品は適量にて効果が発揮されるよう開発されています。つまり説明書に記載されている分量を正しく使用することで効果を得ることができるのです。ここでは一般的な基準量を紹介しておきます。手の対比と照らし合わせて、使用量を確認してみましょう。もったいないからと出し惜しみをしないことが鉄則です。

【手の対比で見る使用量の目安】

2. お手入れを義務にしない。心地よいことが実は重要

メンタルストレスが肌の状態に影響を与えることが科学的にも解明されつつある今日。ストレスを受けると皮膚温が低下し、代謝リズムや水分の保持力、バリア機能も低下するのは明らかです。スキンケアも面倒に感じながら行うのとリラックスして行うのでは雲泥の差。心地よさを感じながらのお手入れは脳内の幸せホルモンに働きかけ、角層の奥へ浸透する助けになります。

3. 何をつけるにしても、鏡を見ながら丁寧に

メイクは鏡の前で行っても、スキンケアは鏡を見なくてもできるという人がいます。確かに鏡を見なくてもつけることはできますが、「ムラがないか?」「手に力が入れ過ぎて余計なしわをつくっていないか?」など、鏡でチェックしながら行うことが丁寧なお手入れにつながります。エステティシャンが慣れているからと、あなたの顔を見ずに化粧水や美容液をつけたら嫌ですよね?大切な自分自身を労るように優しく行うことを忘れずに。

毛穴ケアは毛穴タイプ別が正解!

いかがでしたか?常に肌悩みのNo.1にも上がる「毛穴問題」。でも、もともとは皮脂を生み出す大切な器官なのが毛穴です。しかもこの先、毛穴の数は増えることもないのです。悪者扱いせず、まずは毛穴のタイプを確認することが大切。いいと思って継続しているお手入れでより毛穴を広げているかもしれません。毛穴のタイプに応じた正しいお手入れで、キメが整った毛穴レス肌にリセットしていきましょう。

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